交通環境家計簿モニターデータ
まとめ

交通環境家計簿モニターを2期に分けて募集し、計40名のモニターさんにモニタリングを実施していただきました。 全モニター40名のデータを公開します。

  

 ◆利用手段割合は、自家用車が最も多く56%
 ◆これをCO2排出量で比べると、90%は自家用車から
 ◆第1周から第4周に向けて、自家用車の利用割合が低下し、公共交通(バス・鉄道)の
  割合が増加の傾向が見える
 ◆全モニターCO2排出量の平均:34.2kg/週
  全国平均の統計データと比較するとやはりまだ大分多いことが解る

   参考:一般家庭温室効果ガス 5,040kg/世帯(2008年) その中自動車用30.3%(出典;JCCCA効果ガスインベントリ報告書)
       ⇒ 29kg/週・世帯

事後アンケートの結果

 ★83%が交通環境家計簿を付けてCO2排出量を確認できたと回答
 ★CO2排出量について:43%が多かった、50%が予想したことがなかったと回答
 ★75%が交通環境家計簿を周りの人に勧めたいと回答
 ★80%が条件が整えば公共交通を利用したいと回答

  詳細 ⇒ 交通環境家計簿モニター/事後アンケートの集計結果(PDFファイル)

モニターのコメントから

モニターさんの移動手段は多岐にわたっていますが、出張などで飛行機を利用した場合を除くとやはりマイカーでの移動が多いようです。
 環境にやさしい公共交通の利用を拡大したいが、便数が少なく利便性にかけるという意見が多くありました。
 また、GPSロガーの操作性の悪さやデータ取りの煩わしさの指摘もあり、今後の改善点として検討を要します。

環境家計簿には感動しました。つけやすいし、CO2排出量が木の本数として出てくるのでわかりやすかったです。
ただ、GPSロガーにはなじみませんでしたので途中でやめました。あまり移動する機会もなかったので、バイクの距離メーターや自動車メーターなどで十分でした。
  
(レインマンさん)

見える化運動の意義は認めるが、通勤に使うにはあまりにも公共交通機関の便が悪い。休みの日のようにゆとりがあるときは対処可能だが、通勤では制約があり思ったような活動ができなかった。
電車への自転車乗り入れ化(ドイツ、台湾では実際に見かけた)など、一人一人の努力(体力・時間の消費)が少なくてCO2削減できるような活動をすべきである。
  (
ひびおさん)

家計簿への入力が結構面倒なので、GPSロガーにすべての情報が記録できると便利ですね。例えば、ロガーに交通手段を選ぶだけでその日の記録が残り、そのデータをパソコンへ入力すると家計簿が自動的に作成されるような、夢のシステムがあると便利と思います。
  (お笑いドクター25時さん)
全員のデータとコメント

     ⇒ 交通環境家計簿モニターデータ(第1期) PDFファイル  
     ⇒ 交通環境家計簿モニターデータ(第2期) PDFファイル  NEW!

 

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