サイクルコンピュータの取り扱い

1.取り付け時の注意事項
2.トラブルシューティング
(故障かな、と思ったら)



1.取り付け時の注意事項


E−サイクルクラブ事務局でモニターに応募した人の自転車に取り付けてみました。
マニュアルをよく読んでやればそんなに難しくはありません。
そのときの状況をもとに、注意事項をあげてみました。

取り付け状況

1.センサーの取り付け
場所は前輪右のフォークの内側です。付属のタイでしっかり固定します。
(左側に取り付けても問題無いようです。)

2.マグネットの取り付け
位置はセンサーの先端から1cm位上にある線と高さを合わせます。
センサーとの間隔を5mm以下に調節します。
あまり近づけすぎてもセンサーと接触する恐れがあるので、ここが一番注意するところです。
ねじをしっかり締めて動かないように固定します。

          ここが肝心!
        
3.ブラケットの取り付け

配線コードと取り付けブラケットをタイで取り付けます。
配線コードは通常の自転車では長すぎるので、見栄え良く処理します。
今回はハンドル支柱に数回巻きつけて長さを調節しました。
4.本体のセット

車輪の大きさをセットします。これが違うと測定値がすべて狂ってしまうので、自分の自転車の車輪の直径をよく確認してください。タイヤまたはリムに標記されているはずです。
通常の大人用自転車は26インチです。
○後は、時刻のセットをするだけです。
○ブラケットにカチッと音がするまで差し込んで取り付け完了です。

5.試走

表示を「走行速度」に合わせて走ってみましょう。
最初は0.0の表示が速度を上げるにつれて変わってゆけば正常です。
通常の速度で15km/時前後がでます。

6.注意

走行距離のリセット
表示を走行距離に合わせてモードボタンを5秒程度長押しするとリセットされ表示が“0”になります。このとき、消費カロリーも“0”に戻ります。
積算距離は戻りません。

盗難防止
コンピュータの本体は簡単に取り外しが出来るので、いたずらや盗難の恐れがある時は外しておくほうが良いでしょう。



2.トラブルシューティング(故障かな、と思ったら)


最近、「距離を計測しなくなった」とか「サイクルコンピュータの調子がおかしい」と言ったコメントが多くなっています。以下をよく読んで試してみてください。
それでもだめな場合は、事務局または最寄の自転車店に相談してください。

 サイクルコンピュータの不具合は以下の原因が考えられます。

@マグネット(車輪側の丸い部品)とセンサー(前輪フォークに着けてある黒い棒)の距離が離れすぎている

A電池の消耗

Bワイヤーの断線

C上記以外


殆どの場合は@のケースです。
何かの原因でマグネットがよそを向いていることが多いようです。この間隔は取説にも5mm以下にセットするように書かれています。チェックしておかしいようであれば、間隔を調節してマグネット側のネジを動かないようしっかり締めてください。
 (上記1.取付け時の注意事項2)マグネットの取付け 参照)

Aの場合、電池は通常1年以上は持つようですが、使用状態によっては早期に消耗することがあります。この場合、液晶表示が薄くなり時計も動かなくなるので解ります。新しい電池と取り替えれば直ります。

Bの場合、はっきり切れておればワイヤーの被覆を注意深く剥ぎ取り芯線をねじり接合して、防水テープを巻けばOKです。
内部の芯線のみ切断しているときや断線しかけの場合は見た目では分からないのでテスターなどで通電を調べ断線を確認する必要があります。

Cこれ以外の場合は本体の不具合と考えられるので取替えが必要です。最寄の自転車店などで相談してください。

走行時、ときどき距離の進み具合やスピードの出方をチェックしながら走ることをお奨めします